§本場の紅茶事情§
イギリス編 |
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2005・7・31 | |
5月下旬から6月上旬の8日間『紅茶研修』という名目でスコットランドと英国を旅した。 目的は世界の紅茶王を訪ねて、という事だった。 スコットランドでは紅茶王の一人であるトーマス・リプトンの墓参りをし、 英国ではトワイニングの本店に行き、5年ぶりに10代目スティーブン・トワイニング氏に再会できた。 もうひとつの目的は、現地の紅茶事情を体験する事。 8日間のスケジュールは分刻み・・・・、朝9時から夕方までビッシリ詰まっていたが、 少しの合間をみては、街のティーハウスに入り現地の紅茶事情を感じる事ができた。 英国に来たのは5年ぶりだったが、大きく変わったところはあまり見受けられなかった。 相変わらず午後の3時すぎになると、街のティーハウスは人であふれ、 間口の狭い店でも必ず外に4、5卓が設けられている。 『おい、おい、そこはお店じゃなく歩道じゃん!(笑)』 と一人心で突っ込み。 そんな状況でも客は当たり前のようで優雅にティータイムを楽しみ、 通行人も全く気にするそぶりもない。 そんな光景を毎日眺めていて、私も歩道に設置されているテーブルでお茶をしてみたくなった。 旅の後半、ポートベローにあるアンティークショップに行った。 着いたのは朝の8時半すぎ。少々早かったのか、一部のショップは開店していたが、 まだ半分ぐらいの店は開店準備に追われているようだった。ここに来た主な目的は、 紅茶の資料探しだったが、こちらに来てから出来た目的 『歩道でティータイムを・・・・』 を実現するべく、まず外に席のあるティーハウスを探し歩いた。 まだ客はパラパラだし、何とかなりそうと思い歩いていたら、 フッと目についた「スターバックス」に似たような雰囲気のティーハウスを発見!!!! 開店しているし、外見は慣れている。もちろん安全そうだし、店員たちも愛想がよさそう。 中の席は結構広く100席ほど。さて外はと眺めると、外壁に沿って円卓が10卓ほど並んで、 午前の早い時間だというのにすでに2組ほどお茶を飲んでいる。 もちろん半分いや席のほとんどは歩道の上。その確認に要した時間は10秒ほど。 込み合ってもいないのに慌てて店のカウンターに行き、「ティーウィズミルク」と「パウンドケーキ」を買い、 そして待望の歩道の上にある席へ・・・。 「おいしい・・・」。 希望がかなった時は本当に幸せを感じる。 天気もいいし空気もおいしい。もちろん『Tea With MILK』も・・・。 一瞬自分が英国人になったような気がした。 大都市のロンドンやこのアンティーク街でも気軽に楽しめる 歩道の上に置かれたテーブルでのティータイムは英国300年の紅茶文化を感じる事が出来た。 日本に帰ってやってみよう!と思ったが、お客様より先に、おまわりさんが来ちゃいますね(笑) |
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Koki.Matsukawa |
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